「奥飛騨温泉郷」を構成する温泉のひとつである平湯温泉は、岐阜県と長野県をつなぐ「安房トンネル」の岐阜県側に位置しています。
有名温泉地と比べるとかなりこぢんまりとした温泉地ですが、温泉好きがゆったりと過ごすにはピッタリな場所です。
温泉の歴史も古く、江戸時代末期の「飛州志」に武田家臣の兵達が疲労回復したと記載があったり、明治初期の「斐太風土紀」にも多くの人が平湯温泉を利用する図などが書かれていたりと、古くから様々な人に利用されてきたことがわかります。
平湯温泉の日帰り入浴といったら「ひらゆの森」が欠かせません。
ひらゆの森では、平湯温泉にある約40の源泉・井戸のうち、2つの源泉を利用して源泉かけ流しを行っており、温泉好きも唸る泉質でしょう。
全体的に大正ロマンあふれる雰囲気の建物に入ると、喫茶店や広々とした休憩スペース(しかも合掌造りとのこと)が広がります。
そして大本命の温泉ですが、なんといっても露天風呂が特徴的で、男湯・女湯で合計16の湯舟を有しています。
湯舟ごとに湯温や景色が変わるのが売りのようです。
※宿泊もできます。
※営業時間:10:00~21:00
※入浴料:大人700円、子供400円
大きな常夜灯のようなオブジェが目印です。
湯量豊富なため、そこらじゅうで湯気が上がっています。
小規模ですが平湯温泉にも温泉街があります。宿も複数あり、日帰りだけではなくゆっくり泊りもよいでしょう。
公共交通機関はバスのみです。バスを使う場合、この平湯バスターミナルが拠点となります。
ここから多くのバスが発着しています。画像のバスは新穂高ロープウェイ行きですね。
バスターミナルのすぐ近くに温泉街の入口があります。
ちなみに、バスターミナルには足湯があります。温泉地あるあるですね。
つるや商店では名物「はんたい卵」が食べられます。はんたい卵はその名のとおり、黄身が固まっており、白身がとろとろのゆで卵です。
今回お世話になった宿。どこも小規模ですが、雰囲気抜群で非日常感を味わえます。
泉質 | 炭酸水素塩泉、単純温泉、塩化物泉、硫黄泉 |
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源泉温度 | 27℃~98℃ |
湧出量 | 約8,600L/分 |
pH | 不明 |
アクセス | JR長野原草津口からバスで約25分。 |
温泉街の規模 | 小規模 |
食べ歩き | 食べ歩き可能な店はほとんどない。 |
飲食店 | ほとんどない。 |
日帰り入浴 | いくつかある |
雰囲気 | 静か |
train電車の場合
松本駅から直行バスで約1時間30分
高山駅から濃飛バス新穂高行で約1時間
新穂高ロープウェイは、中部山岳国立公園内、北アルプスの千石尾根に敷設されています。
2020年に約2か月のリニュアルを経て、ロープウェイも施設も新しくなっています。施設内では焼き立てパンや珈琲、おみやげなどを購入できるお店があり、ほかのロープウェイとはひと味違う体験ができます。(毎年、春・夏・秋に期間限定で夜間運行があります。宿などで案内されていたりします。)
温泉近くにはロープウェイ乗り場があります。
西穂高駅口駅展望台には、国内最高所の郵便ポストがあります。(通年集配型として)
山らしく、昔懐かしいようなグルメも楽しめます。